第5回学校等訪問事業 文化学園大学杉並中学・高等学校

 第5回東京学芸大学と辟雍会の共催事業の学校等訪問事業「先輩と一緒に学校に行こう!」の第3回目は10月1日(火)に文化学園大学杉並中学・高等学校において実施されました。少し秋風を感じる一日でした。

 

 松谷茂理事長(本学卒業生)、青井静男校長の挨拶に続いて、「感動」を大切にする本校の概要について教務部長より説明がありました。校舎内のいたる所で英語会話が耳に届き、先生方についても平易な英語を交わしていると言います。これはカナダ(BC州)の教育課程を導入するクラス(DDコース)が併置されていて、英語授業が各教室で行われているからです。本校の先々の目標としてすべて英語授業を行うことを掲げています。学生たちにとっては少しハードルの高い教員環境と映ったかもしれません。DDコースを卒業するとカナダBC州の高校卒業資格も獲得することができます(ダブルディプロマ、本邦初)。ネイティブの先生が28名いて英語学習の環境は整っています。

 

 授業見学は4人を1グループとして中学、高校の授業を参観しました。タブレットを手にした生徒は探究的な学習を進め、そこでは教師が中心となって行う授業は見られません。生徒はとてもフレンドリーです。インタビューについて学ぶ授業では、参観の学生たちにインタビューを試みていました。昼食時、食堂は生徒と先生が集まって一斉に賑やかとなります。学生たちは用意された給食を味わい、一息つきました。

 

 今回、すでに学校体験をしている学生たちが多く、先生と生徒の距離間の近さや、教育方法等に関心を向け、大学での学びの具体的なイメージを頭に浮かべていたようです。また今年教職1年目の大学の先輩(国語)と共に、教師観や心構えを共に話し合う時間を共有しました。先生方同士が常に教育者としてそれぞれチャレンジしている姿は、学生たちに大いに刺激となったようです。

 

 参加した学生は8名(1年1名、2年2名、3年2名、4年2名、院生1名)、引率者は大学から見世千賀子先生、荒川悦雄先生(辟雍会理事)、そして辟雍会理事・小澤一郎でした。(小澤一郎)

 

 

写真1 学校正門

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写真2 生徒にインタビューを受ける学生たち

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写真3 学校給食

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写真4 参加者一同

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